こんにちは。
今回、ドイツでのパン職人の職業訓練について、簡単に紹介しようと思います。
1.期間
基本的に3年です。
大学卒業しているなどAbitur相当であったり、他の職業訓練を既に行っている場合は2年に短縮できたり、中間試験の成績がいいと、半年短縮できたりします。
地域によって変わるらしいのですが8月か9月開始です。
2.費用
かかりません。
基本的に学校の費用や中間と最終の試験費用は会社が出してくれます。
通学通勤の交通費などはお店によるので、自腹だったり会社負担だったりです。
3.給料
お店によってまちまちですが、下記リンクを参考にしてみてください。
税金や社会保険がひかれる前の金額です。
https://www.ausbildung.de/berufe/baecker/
4.学校
基本的に職場で働いて、たまに学校に行く、みたいな感じです。
学校に行くのは、地域や学校によって異なるかと思いますが、週1か1週間まとめていくことになると思います。
学校で別のお店の雰囲気などをクラスメイトからきくこともできるし、理論
5.科目
州によって科目が異なるようなのですが、バイエルン州では、下記の科目を学校で学びます。
・製パンの理論と実技
・社会科?(職業訓練・労働関連の法律、社会保険、政治・経済など)
・ドイツ語
・倫理 もしくは 宗教(カトリック)
最終試験では、理論と実技、社会科に関しての試験に合格する必要があります。
大学卒業、Abitur取得者等であれば、ドイツ語と倫理・宗教の授業を免除することができます。
6.働く
昔は朝4時開始、とかであったようなんですが、現在では夜中の1時とか深夜12時等に開始して、朝10時ぐらいに勤務終了となることが多いです。
7.短所?、職場あるのか問題など
上記のとおり、労働時間が夜にシフトすることで友達に会いづらくなる、たまに週末も働かないといけないし、おまけにゲゼレになっても他の職に比べて給料が少ない、みたいな理由でドイツ人でパン職人になりたい人が減っていて、外国人が多いので、職場は見つかりやすいと思います。その分カオス感もあるかもしれません。
8.訓練、その先
ゲゼレとなったら、その先にはマイスターという道もありますし、食品技術者?とでもいうんですかね、パン屋に特化した技術を学んでいく道、食品アドバイザー?みたいな方向に進む、はたまた完全に違う職業訓練を行うなどさまざまな進路があります。
僕個人としては、とても興味深いし楽しい面と他のこともいろいろやってみたい見てみたい経験してみたいという面とで、この先どうしよっかなぁと迷っているところです。