こんにちは。
今回、ドイツに存在する職業訓練(Ausbildung)についてざっくり書きます。
日本でいうところの中学校を卒業したぐらいの子が、高校に行ってさらに勉強しようというのではなく、会社で働いて実技を身につけつつ学校で理論を学ぶデュアルシステムと呼ばれるものです。ざっくり。
学校に行く周期はその学校や職業によって違っていて、週1だったり、数週間まとめて通うことになったり、さまざまです。
また、学ぶ教科も職業や州によっても違うようです。
概ね3年で終了して、最終試験(Abschlussprüfung)に合格すれば、ゲゼレ(Geselle)となることができます。
これがなくても働くこと自体はできると思うのですが、経済面での条件が悪くなるような気がします。これまでの同僚の様子を見た感じ。
ゲゼレとなった後に、マイスター(Meister)だったり、その他のオプションだったりへの道が開けていきます。
そこまで進むかどうかは、個人の自由です。お金もかかったりかからなかったりしますし。
職業訓練の期間中は給料が出ます。少ないとは思います。学校の費用や試験代等は基本的に会社が負担してくれます。
あと、大学卒業証明や大学入学資格(Abitur)があると期間を短縮することができることもあります。
国の機関関係だと、ドイツ国籍でないとダメなところもありますが、外国人だからって拒否されることもないと思います。それはあくまで職場次第ですが。
とりあえず働く場所さえ確保してしまえばあとはがんばるのみ。ザ・精神論。
外国人として特別必要なことは、ドイツ語をある程度理解できるようにしておくことです。
職業や職場によってはドイツ語レベルの証明書を求められることもあるようですが、B1ぐらいはあれば、なんとかすべりこめるんじゃないかなという気がします。
働いていて、あ、これ違った。という場合も、途中でやめることもできるし、ひとつ終わってから別の職業訓練を行うこともできます。
なにはともあれ、いろんな職業があるので、下記リンクを参考にしてみてください。
僕は、こういうカタログ的なものを見てて楽しい派です。
【参考リンク(ドイツ語)】
◆https://www.ausbildung.de/
職業紹介に参考の給料も記載あり。